WC I Super Famicom Manual

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WC I Super Famicom Manual (Japanese)
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すべては、 25年前の日から姶まった……。

地球暦2629年。 地球連合の勢力は、かべガが星域 (セクター)にまで達し、数年後には星域首都ベガを中 心とした18の星系をその支本圏下に置き、更に奥の星 系へと探査艇を送りこんでいった。 しかし、同年105日(地球暦2629年3月15日)星系探査 艇 『イアソン』 が未知の宇宙船と接触。友好通信を送 るものの、その返答は異星船は全砲門からの発砲によ、 る 『イアソン』 撃沈というかたちでなされた。 も、これが人類と異生命体 「キルラー」 との間にかわ されたファーストコンタクトであった。  その後も数年に渡り、 キルラーによる海賊行為、不 当な襲撃が繰り返ぐされ、2634年第186日ついに地球連合 はキルラーに対し正式に宣戦を布告。ここに入類史上 最大規模の星域戦争 「ベガ戦役」 の火蓋が切って落と された。  だが、キルラーの軍事は軍備、戦闘力ともに連合 軍を数段上回り、特に戦闘においての残忍さは他に類 を見ず、幾多の植民星、または星系までもがキルラー によって支配圏を奪われ、人類は星域からの総撤退も しくはキルラーによる支配を余儀なくされた。  そして、今。地球暦6654年、地球連合はべガ星域の 支配園の奮回、またこの大戦司終止符を打つため、最 後の総力戦を挑むべく満を持していた。 その最前線に配備されたのは、過去最大の戦果を挙げ た地球連合軍最強最大を誇る重戦闘空母 「タイガース クロー」 であった。

地球一キルラー戦史

宇宙暦2615年
地球連合の探査艇および植民船が、 しはじめる。

宇宙暦2629年第105日 (地球暦2629年3月15日)
探査艇イアソンが未知の宇宙船と接触。艇長ジェドラ・アンドロ ポスは、ICAI (知的異種族交流協会) 考案の "言葉にならない歓 迎” 通信を広周波で送信。22分間の沈黙後、異星船は全砲門を開 きイアソンを撃沈。

宇宙暦2634年第186日
地球連合は、キルラー帝国のたび重なる海賊行為や不当な襲撃に 対し、正式に戦線布告。

宇宙暦2634年第228日
連合の暗号解読官チェス・M・ペニーが、キルラーの暗号の一部 を解読。 連合に対しての報復計画が判明。 目標として惑星マコー リフ、および周回軌道ステーション「アレクサンドリア」が想定 されていた。

宇宙暦2634年第230日
連合司鍛部は。キルラーの. 「マコーリフ奇襲作戦」に対し、、敵予 想戦力の二倍の艦隊をマコーリフに配備。 一大反攻作戦を決行。

宇宙暦2634年第235日
「マコーリフ奇襲作戦」開始日、キルラー艦隊の勢力は連合の予想 をうわまわる四倍の数が集結した。この艦隊規模から暗号の解読 が不完全だったるとが判明。 戦局は連合にとり大きく不利にかた むいた。

宇宙暦2634年第239日
数目間の激戦の結果、地球艦隊はほぼ壊滅。それに対しキルラー 艦隊はまだかなりの余力艦艇が機能していた。しかし連合の必死 の抵抗により、キルラーの旗艦を撃沈。指揮系統の乱れにより、 艦隊の再編成を余儀なくされ、キルラーは撤退した。

宇宙暦2639年第033日
キルラー惑星強襲艦隊が、地球植民星イナイオーに集結。軌道上か ら地上に砲艦をならべ、 都市ごと民間人を銃口下の捕虜とし、 地 球軍の反撃を待ち受けた。かくて「イナイオーの会戦」が始まった。

宇宙暦2639年第036日
イナイオーの地球軍は、ラプター級重戦闘機を主力とこする部隊で あり、キルラーの強襲艦隊に比べあまりにも小規模であった。 ご の圧倒的戦力差を補うため地球軍は一つの作戦を決行した。それ はラプターのミサイル装備をはずし倍以上のポーキュパイン宇宙 機雷を搭載することから始まった。

宇宙暦2639年第038日
ラプター部隊はイナイオー付近の特定宙域に機雷を散布、その後 格闘戦に入った。勝利を確信しているキルラー艦艇は機雷宙域を 避け迎撃体制をとった。ちょうど機雷宙域をはさみ地上を制圧し ている艦隊と迎撃隊艦が二分したとき宇宙機雷は一斉に燥発。 数 秒後、その笛域に地球連合の主力艦隊がジャンプ・アウトしてき たのである。

宇宙暦2639年第040日
地球艦隊は、まず惑星の脅威となっている砲艦を撃滅。その後迎 撃艦隊をラプター戦闘機隊とこのさみ撃ちにした。この奇襲作戦 の成功により植民惑星の民間人の犠牲を最小限におさえ、戦闘も 二日という早さで決着がつきをキルラーを撤退に追い込んだ。

宇宙暦2642年第082日
キルラーとの戦闘は一進一退を繰り返し、長いとうちゃく状態が つづいた。にらみ合いのつづくなか、とりわけキルラーの支配圏 に隣接する地球植民惑星の中には、この緊張に耐え切れず、中立 をたてまえに地球からの独立を宣言する惑星もあらわれた。

宇宙暦2646年第005日
極度の緊張がつづくうち、惑星ベアードをはじめ地球支配園下の 七つの植民惑星が次々に独立を宣言。 事態を重く見た政府はこの、 こうちゃく状態を打破すべく直接交戦よりも、 敵の戦力、配備、 拠点の情報を得られる暗号解読に力をいれた。

宇宙暦2648年第305日
地球連合司令部はついにキルラーの暗号を完全解読に成功、敵の 最重要前線基地の位置、および戦力、 艦艇の配備なごどが判明した。 マコーリフでの失敗を繰り返ぐごぬよう、再三にわたり暗号解読が おこなわれ、この情報が確固たる事実と証明ざれた。

宇宙暦2649年第189日
地球連合司令部は解読された情報をもとに、綿密な作戦をたで、 長い時間をかけ慎重に準備を整えていった。ベガ・セクター内の 全艦隊の60%に相当する艦艇が配備され、キルラー占領区制圧作 戦が開始された。 完璧な作戦と戦力は確実に地球軍の勝利と思わ れた。

宇宙暦2649年第205日
地球軍によるキルラー占領区の制圧作戦は、予想外のキルラー戦 闘機隊の迎撃により失敗し、地球連合支配圏に撤退せざるをえな かった。しかし軽装の輸送艦隊は、執拗なキルラーの追撃に主力 艦隊から取り残され、全減の危機におちいった。

宇宙暦2648年第208日
地球連合司令部は輸送艦隊を救出すべく、宙域防衛の要とする一 隻の艦艇「タイガースクロー」を艦隊救出へと送り込んだ。しか し、機動要塞とも言える重戦闘空母であるが、やはり一隻では苦 戦を強いられ救出は難航した。

宇宙暦2649年第210日
タイガースクローは艦隊を連合支配圏へ離脱するための時間をか せぐため、多大な損害をこうむりながらも敵艦隊をひきつけ続け た。全輸送艦隊とも地球圏に脱出したとき、タイガースクローは エンジンの四分の三を大破、パイロットの過半数を失っていた。 ごの功績によりタイガースクローの全クルーに「ゴールドスター」お よび 「テランメダル」が授与され、空母は6ヵ月の修理期間の後、 再び戦線に復帰した。